非常食を食べてみよう(前編)


前回に引き続き防災シリーズです。
「前回って何?」なんて思ったあなたはココからどうぞ。
他のサイトでは軍事用のを食べたりしてますが、三番煎じでは庶民的に行きます。

今回非常食を入手したのは前回行った「福岡市民防災センター」の売店。
正直こんな「粋」なモノを売ってるだなんて思ってもみませんでした。



コレが今回入手した非常食の数々。

非常災害用サクマドロップス・あんこ餅・いそべ餅・山菜おこわ・わかめご飯・赤飯・五目ごはん・白飯の8種類

「乾パン」なんてドコでも売ってるようなものは今回買ってません。


非常災害用 サクマドロップス




「非常災害用」を名のるだけあって保存期間3年と通常のものより2年も長い!

それだけでなく「非常災害用」にふさわしい工夫がされてます。


写真にある金属のヘラのようなものが同梱されていて「いざ」というときにすぐ食べられるよう工夫がされています。
映画「火垂るの墓」でも食べられていたように災害時に備えて買っておいても損はありませんよ。

ちなみに味は普通のものと一緒だと思います。

糖分はエネルギー源となるので非難時に疲れたときに疲れをとる効果があります。
また、普通に食べておいしいので保存期限が近づけば新しいのを買っていまあるものは普通に食べる。
何かあったときのために備えておきながら、何もなければおいしくいただけますよ!


いそべ餅





乾燥した餅(!?)と海苔・粉末醤油が入ってます。

この乾燥モチを水に3分間ひたして粉末醤油をかけ、海苔で巻くと、



こんな感じになります。

試食した感想は少し粉っぽい気がするけれど醤油の味もするし、海苔の風味も出ていて確かに「いそべ餅」です。
意外とコレだけでも結構おなかいっぱいになります。
しかし「海苔」ではなく「糊」っぽい味がしたとの意見も・・・。



あんこ餅




写真右上にあるのが「乾燥餡(!?)」
外見が犬のえさっぽいですが気にしない。

コレもいそべ餅同じように水に3分浸してあんこに漬けると




こんな感じです。(どんな感じだよ)

あんこに水をかけるときに水が多くなってしまったので読者の皆さんが作るときは気をつけましょう。

味はあんこさえ上手く出来ていればこっちの方がおいしかったハズ!

どっちか片方を買うのならあんこ餅の方がオススメです。




餅系の総評としては水が少ない・浸す時間が短いと通常より粉っぽくなってしまうので注意!
周りに粉がついてますし、元々乾燥していたのだから少々粉っぽいのは我慢するとしても出来るだけおいしく食べるには水にきちんと漬けましょう。
しかし、あまり長く漬けすぎると今度はべちゃべちゃになってしまうので注意!
「被災時にそんな細かいコト言ってられない」と思うかも知れませんが、食事はいわば唯一の楽しみ。
それならおいしく食べましょう!



わかめごはん




ご飯系は「アルファ米」という米が使われています。
アルファ米について簡単に説明すると、普通に炊いたご飯を急速に乾燥させて長時間保存が出来るようにしたものです。
水またはお湯を加えることで簡単に炊きたてのご飯と同じ状態にすることが出来るそうです。

このわかめご飯はお湯で20〜30分、常温で保管された水だと60〜70分で食べれる状態になります。
今回は撮影の都合上お椀に移しましたが、スプーンがついてるので食器がなくてもこのパックと水さえあれば食べられるようになっています。


食べた感想は、「ゴマはいらないや」というコト。
あとはちゃんと「わかめごはん」でした。
見ての通りお椀一杯分はいっているのでコレ1つで十分食事になります。


後編に続く



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