福岡市民防災センターに行ってきた


福岡市民防災センターとは…地震や火事、強風などの自然災害を体験する事ができる体験型施設。

今回はこの福岡市民防災センターで消火訓練などを受けることが出来る体験コースに参加しました。


まずは受付。

紙に名前・年齢を書き受付に出すと「もう始まってます」と言われたので途中から混ぜてもらうことにした。




①避難訓練




煙(実際は臭いがするガスか何かかな)が充満した迷路の中を「非難口」と書かれた標識をたよりに出口をさがす。
迷路の入り口で案内役のお姉さんに、煙を吸い込まないようハンカチやタオル、それらがない場合は洋服の袖や襟で口を押さえるよう指示される。
そしてyukiはわりと身長が高いからか周りの人と違って「少しかがんだほうが良いですよ」と言われる。
たしか煙は上の方に充満するから煙を吸い込まないようにするためだろう。

中に入るとほぼ真っ暗。

表示の通りに迷路をさまようこと約2分。

ようやくゴールに到着。





②消火訓練




消火訓練では本物の消火器を改造して粉の変わりに水が出るように改造したものを使用。
外観はほぼ同じ。




消火器の使用法を説明してもらいました。

1、持ち運びするときは必ず下から抱えるのではなく、黒いレバーを持つ。
  消火器は重いので抱えて持つと、もし転んだりしたら大怪我につながるそうだ。

2、黄色いピンを引き抜く

3、ホースを外し、火元に向ける。
  このときホースは落ち着いて引き抜くこと。
  あわててるとなかなか取れないようです。

4、そして黒いレバーを握る。

5、少しホースを左右に揺らしながら火に当てると良いみたいです。
それでは実際にやってみましょう!


「火事だぁ!」



実際に燃えているわけではなく、画面にセンサーがついていて水の当たる位地や水圧などから判断して下手な場合は燃え広がって「消火不能」と表示されます。

実は、係りの方が「消火器の使い方分かる人!」と尋ねたのですがほとんど手が上がってませんでした。
火事になったとき正しい知識が無いと対応できませんよ。

今回のようにゴミ箱が燃える程度の火だと消火器で対応できますが、天井に届くようだと消火器では消火しきれないのでレバーを握って消火器から粉が出る状態にしてその場から逃げるようにしましょう。
いつまでも消火器で消そうとしていると逃げるのが手遅れになる可能性があるそうです。




③強風体験




ゴーグルをつけて部屋に入ると少しずつ風が強くなってきました。

最大風速32m

時速に直すと 32(m)×60×60=115,200=115.2km/h

ジェットコースター並のスピードですが実際台風の時はこのくらいの風になるようです。
天気予報で風速○○mなんてよく聞きますが、時速に直すと恐ろしい・・・。


風速32mの中、棒に摑まりつつもなんとか立ってるHIDE君。


摑まるところがなければこんな中普通立ってられません。




参考までにどうぞ。

先ほど体験したのは一番下の猛烈な風です。
屋根が飛ばされるって・・・。



④地震体験





近くにいた家族連れに撮影を頼んだのだが、上手く撮れなかったようで・・・。

その代わりに撮らせていただきました。



※プライバシー保護のため意図的に画質を落としています


小学校なんかの避難訓練で習ったと思いますが、まずは机のしたに隠れましょう。
ココで気をつけなければならないのが、料理をしていた場合。
「火を止めなければ」と思って先に火を消しがちですが、揺れている中コンロに近づくのは大変危険なので、揺れが収まったあとに火を消しましょう。







一通り体験コースが終わったのであとは施設内見学。




海外の消防隊のユニフォーム


   

迷彩のイカしたデザインはマレーシアの消防署のもの。       映画でよく見るアメリカのや日本のものも展示。

明治・大正時代に使われていたポンプ



レプリカなんかではなく本物です。
実際に使ってるところを見てみたい。



各種警報装置の展示




こういうの学校にあったような気がします。(気のせいかもしれませんが)


消防ヘリの展示



実際にコックピットにのってパイロット気分を味わえます。


119番通報の練習

画面にしたがって状況や場所などを説明していきます。



※今回話してるのもHIDE君です。

この後でyukiもやってみましたが、練習でも結構焦ります。
実際火事や事故なんかを目の当たりにしたらちゃんと通報できるのだろうか・・・。



まとめ

消火器の使い方など分かっている「つもり」でいても実際に使うとなると実は分かっていないことが分かった。
自分は大丈夫だと思っていてもいつやってくるのか分からないのが災害の恐ろしさである。
いざというときに備えて皆さんも各地域で行われている講習会などに参加してみてはいかがでしょうか?
また、上に書いてることはあくまで僕が覚えていることを書いているので間違っていたらご指摘お願いします。



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